「生活福祉資金貸付制度」は、低所得世帯や高齢者、障害者の自立・生活の安定を目的として地域の社会福祉協議会が主体となり、民生委員等の関係機関・団体の協力のもとに実施されています。この制度は、さまざまな資金の目的に利用でき、世帯の生活の安定に応えられる有効な貸付制度です。

自営業を営んでいるとき...(更生資金)
  • 設備、機器の購入費
  • 商品の仕入れ費用
  • 店舗の補修・改装費用など
身体障害者・高齢者の日常生活の便宜を図るため...(福祉資金)
  • 機能回復訓練器具および日常生活上必要な用具の購入費用
住宅資金が必要になったとき...(住宅資金)
  • 現住宅の増築・改築・補修費用
  • 公営住宅を譲り受ける費用
修学資金が必要になったとき...(修学資金)
  • 学校教育法に規定する高校、高等専門学校、短大、専修学校に修学に就学する費用
  • 入学に際し必要な費用
世帯主等が病気や介護が必要になったとき...(療養・介護資金)
  • 病気・負傷の治療に必要な経費
  • 差額ベッド代金
  • 介護サービスを受けるのに必要な経費
災害を受けたとき...(災害援護資金)
  • 災害により世帯が困窮したときの復旧費用
緊急的かつ一時的に生計の維持が困難となったとき・・・(緊急小口資金)

貸付け対象 ...どんな世帯が利用できますか?
 この資金は、「低所得世帯」「障害者世帯」「高齢者世帯」のみ利用することができます。
★「低所得世帯」とは・・・ 資金の貸付にあわせて必要な援助及び指導を受けることにより独立自活できると認められる世帯であって、必要な資金の融資を他から受けることが困難であると認められる場合で、生活扶助基準の1.7倍以内の収入のある世帯。
★「障害者世帯」とは・・・ (身体障害者世帯、知的障害者世帯、精神障害者世帯)
  • 身体障害者世帯とは身体障害者福祉法第15条の規定により、身体障害者手帳の交付を受けた身体に障害のある者の属する世帯をいう。
  • 知的障害者世帯とは都道府県知事から療育手帳の交付を受けている者の属する世帯をいう。
  • 精神障害者世帯とは精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第45条の規定により精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者の属する世帯をいう。
★「高齢者世帯」とは・・・ 日常生活上介護を要する65歳以上の高齢者の属する世帯で、生活扶助基準の3.0倍以内の収入のある世帯。


●資金内容 ...どんな資金に利用できますか?

生活福祉資金は、資金使途に応じて次の7つの資金種類があります。

資金の種類 主な資金使途
更生資金 生業(自営業) ・就職・技能習得に際し必要な経費
福祉資金 臨時的・一時的に必要となった経費等
就職時の支度に要する経費
住宅資金 住宅の増築・改築・補修等にかかる経費
修学資金 学校に修学するときの経費
療養・介護資金 病気・けが時の治療費等、介護サービスを受けるのに必要な経費
災害援護資金 災害を受けたときの復旧経費
緊急小口資金 緊急的かつ一時的に生計の維持が困難となった場合に必要となる少額の経費


貸付条件  

貸付限度額 各資金によって貸付ができる限度額が決まっています。 【貸付条件一覧
措置期間 貸付後、償還の開始を据え置くことができます。
償還期間 各資金によって償還期間の限度が定められています。 【貸付条件一覧
およそ3年~20年
貸付金利子 措置期間経過後、年3%の利子が徴収されます。
ただし、修学資金、療養・介護資金、は無利子です。
延滞利子 最終償還期間までに償還しなかった場合は、残元金につき年10.75%の延滞利子が徴収されます。


申し込み方法  

(1) 資金の利用にあたっては、資金の使途(事業計画)を明確にし、償還における十分な見通しを整えたうえで申し込んでください。
(2) 申請についてはまず地区の担当民生委員に相談してください。十分な相談を受けたあと、申請窓口である市町村社協に申し込んでください。【市町村社会福祉協議会一覧
(3) 申込書
申込書は申請窓口(市町村社協)にあります。
申請書類 1.所得証明書(世帯全員)
2.課税証明書(連帯借受人・連帯保証人)
3.見積書または許可証、その他資金に必要な添付書類
       
借受人  
この資金は、世帯が利用することを目的としています。よって、借受人は次の者でなければなりません。
1)世帯主 2)生計中心者


保証人  
借入において、保証人(原則1人)の連帯保証が必要です。(緊急小口資金は不要)ただし、被保護世帯、非課税世帯及び均等割世帯は連帯保証人になることができません。
また、連帯保証人は課税証明書が必要です。


償還方法  
償還は月賦(場合により年賦・半年賦も可)
償還の方法は金融機関(阿波銀行・徳島銀行)・郵便局への振込み又は口座引落ができます。
<償還例> ◆貸付金1,000,000円・償還期間6年の場合 ◆貸付金2,000,000・償還期間7年の場合
利子額(3%)は...? 91,250円 212,500円
償還回数は....? 72回 84回
1回の償還金は....? 15,140円 26,320円


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